近代建築における三大巨匠として名高いのが、
フランク・ロイド・ライト 、
ミース・ファン・デル・ローエ
並びにル・コルビュジエの3人です。

いずれも数々の名作を世に送り出したばかりでなく、
その後の建築界にさまざまな影響を与えたとして高く評価されています。

フランク・ロイド・ライト

フランク・ロイド・ライトは、1867年生まれのアメリカの建築家です。

世界遺産にも登録されているニューヨークのグッゲンハイム美術館や
ペンシルベニア州のカウフマン邸(落水荘)などが代表作ですが、
日本では帝国ホテルの旧館を設計したことでよく知られています。

スタイルは多彩ですが、水平線を意識した流麗な空間構成に特色があります。

なお、今では一般名詞として使用される「カーポート」という言葉の生みの親でもあります。

ミース・ファン・デル・ローエ

ミース・ファン・デル・ローエは、1886年生まれのドイツ出身の建築家で、
第二次世界大戦中にアメリカの市民権を取得しています。

「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)という言葉を基本コンセプトとして、
シンプルな設計に基づいて自由な空間構成を目指した点に特色があります。

モダニズム建築における基本理念の1つとなった、
ユニヴァーサル・スペースという考え方を発案したのも彼です。

代表作は1929年の万国博覧会で建設されたバルセロナ・パヴィリオンや、
アメリカ・イリノイ州のファンズワース邸などで、超高層建築もいくつか手がけています。

ル・コルビュジエ

ル・コルビュジエは、1887年にスイスで生まれ、
フランスを主な活動拠点とした建築家です。

ピロティや水平連続窓など、現代の学校建築や集合住宅などに見られる
近代建築の典型を生み出したことで知られています。

代表作はパリ郊外のサヴォア邸やジュネーブのクラルテ集合住宅などで、
日本では基本設計のみの参加でしたが東京にある国立西洋美術館の建築に関わっています。

また、都市計画の分野でもさまざまな構想を発表し、後世に理論的な影響を与えました。