世界三大オーケストラというと、ウィーン・フィルハーモニーや
ベルリン・フィルハーモニー、
そしてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が挙げられます。
ではこれらの楽団はどのような特徴があるのか詳しく見て行きましょう。

ウィーン・フィルハーモニー

まずウィーン・フィルハーモニーの最大の特徴は、
常任の指揮者を置いていないという点です。

しかもオーナーもいない為、誰にも雇われているという事でもなく、
誰かが大きな権力を握るという事でもありません。

組織の経営や指揮者の選定や招聘、プログラムや海外遠征の企画の決定や、
楽譜や楽器等の管理から、チケットの管理や人事制度や団員の育成、
さらには財務や管理会計に内部監査まで全て団員が主体となって運営しています。

ベルリン・フィルハーモニー

ベルリン・フィルハーモニーの特徴は、1人の指揮者がオーケストラの顔になり、
個性を強く打ち出すという点です。

また団員が色々と物事を決めていくというのも特徴です。

例えば芸術監督を選ぶのも団員達です。事務局でも経営幹部でもありません。
団員達の投票で人事を決めています。

このように全ての事に団員達が意見を主張し責任を担っている為、
常に高いレベルを保つ事が出来ています。

その為、音の個性が強いというのも特徴です。
通常演奏する場合、前方の奏者に後方が合わせる必要がありますが、
ベルリン・フィルハーモニーでは後方の奏者が前方の奏者を
追い越さんとするぐらい積極的に演奏をしていきます。

その結果音の厚みと推進力が生まれ、
迫力ある音が出るというのは非常に大きな魅力です。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は、
オランダのアムステルダムを拠点としている世界屈指のオーケストラです。

構成しているのは20以上の国から集められた120人の楽員で、
大編成にもかかわらず、楽員達は互いの音を聴き合いながら
1人1人のレベルの高さと、楽員同士の高い信頼によって
1つの音楽を作り上げていくのが特徴です。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は地元アムステルダムで
年間80回ほどのコンサート以外にも、毎年世界各地をまわり演奏も行っています。

高い演奏力の為、これまでに沢山のCDやDVDも発売されており、
国際的にも高い評価を得ています。