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日本の自動販売機

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日本には多くの自動販売機があり、「自販機」は完全に固有名詞化しています。ドリンク・タバコ・食品さまざまな自販機がありますが、最初に設置された日本の自動販売機は、1904年に発明された郵便ハガキの販売のもので、現存する日本最古のものとされます。明治時代にはさまざまなものが製作されましたが定着せず、1924年の袋入り菓子を販売するものが日本初の普及型とされています。

その後本格的に実用できるものが開発され、国鉄(現JR)が合理化の一環で自動券売機を全面的に導入したことが発展に大きな影響を及ぼしたと考えられています。現在自販機はドリンク類のものが多いのですが、最初のものはビンのコカ・コーラを販売するものでした。三菱重工とコカ・コーラが開発したもので、日本全国に880台が設置されたそうです。

そして現在の形に近似している缶ドリンクのものが設置され、炭酸・非炭酸の混合販売が可能になります。1975年前後には、温かいものと冷たいものを同じ自販機で販売できるようになり、日本の自動販売機の成長は目覚しく発展していきます。1997年にはペットボトル用、2002年には携帯電話の赤外線技術を活用したキャッシュレス機の全国展開がなされます。

ドリンク以外には、タバコ・食品類などがあり、こちらもドリンク同様に発展していきます。食品類ではカップめんの自販機が登場し、お湯も注げ、フォークもあったことで、テーブルを備えた自販機だけのショップもありました。そばやうどん、ラーメンといったもののも登場し、冷凍食品のおにぎり・たこ焼き・焼きそば・ハンバーガーなど、ありとあらゆる食品の自販機が現在もあり、人気を持っています。

他にも新聞・雑誌、乾電池・CD・DVDなどの自販機が設置され、日本の自動販売機は利便性を追及しています。このような、管理する人がいない販売機の普及発展は日本以外では考えられないと言われており、それは国外で高額の商品やつり銭がある自販機を設置すると、たちまちの内に盗まれ使用できないと言われるからです。日本の自動販売機の発展は、日本の国民性の上に成り立っていると言えるでしょう。

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